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2021/07/11 ブログ

頭痛はよくなる‼

頭痛の分類

日赤中央病院の作田学先生の調査によると、15歳以上の慢性頭痛患者は、人口の35.7パーセントすなわち3780万人もいる(1996年度の15歳以上人口を、1億597万7,000人として計算。)。つまり、3人に1人は頭痛もちということになります。

そのうち緊張型頭痛は2970万人(28%)、片頭痛のうち前兆を伴うもの(典型型片頭痛)は約212万人(2%)、群発性頭痛は32万人(0.3%)、そのほかの血管からおこる頭痛は509万人(5%)存在するようです。

その治療実態というと、典型的片頭痛の患者は90%が適切な治療を受けていない。35%は「なにもしないでがまん」、55%は売薬に頼っている。残りの、わずか10%が病院にいっているにすぎないといわれています。

国際頭痛学会による頭痛分類

「一次性頭痛」他の疾患のない頭痛 機能性頭痛 

1 片頭痛

2 緊張型頭痛

3 群発性頭痛

4 器質的病変を伴わない頭痛

 

「二次性頭痛」他の疾患に起因する頭痛(外科的な治療の対象となる頭痛) 症候性頭痛 

5 頭部外傷

6 血管障害

7 脳腫瘍など頭蓋内疾患による頭痛

(内科的な治療の対象となる頭痛)

8 原因物質のある頭痛(例:二日酔いの頭痛)

9 感染症(例:髄膜炎)

10 代謝障害による頭痛(例:低血糖)

11 眼、耳、鼻、口腔疾患による頭痛

12 神経痛がある。

13 分類できない頭痛

 

男女差

性別に片頭痛の有病率を見てみると、全体の8.4%に対して、男性が3.6%、女性が12.9%で、女性が男性の3.6倍もの有病率であることを示しています。緊張型頭痛の有病率も男性18.1%に対して女性26.4%と女性が男性に対して有病率が高い傾向にあることが分かります。これに対して群発頭痛の男女比は、5:1〜6.7:1で、男性に多いことがわかっています。

 

年代

年代別では、片頭痛、緊張型頭痛とも男性は20〜30歳代、女性は30〜40歳代の有病率が高く、就労年齢層の割合が多い傾向があります。群発頭痛についても、発症年齢は20〜40歳代が多いといわれています。

片頭痛の病態生理はいまだに解明されてはいませんが、病態仮説として最も有力なのが、「三叉神経血管説」です。何らかの刺激で頭蓋内血管に分布する神経終末が刺激されると、血管作動性物質が放出され、血管が拡張し、無菌性の炎症が引き起こされ、炎症反応が次々に血管を広がっていきます。この刺激による興奮が脳に伝えられて悪心・嘔吐などの随伴症状や頭痛を引き起こすと考えられています。

片頭痛の誘因

片頭痛の誘発因子としては、下記のものがあります。

[精神的因子]

ストレス、精神的緊張、疲れ、睡眠不足、睡眠過多

[内因性因子]

月経周期

[環境因子]

天候の変化、温度差、気圧、人ごみ

[食事性因子]

アルコール、他の食品群

片頭痛患者の中には、特定の状況下で発作が起こりやすいことを認識している人も多く見受けられます。そのような誘発因子を除去することは、片頭痛の予防につながることから、発作が起こる直前の状態を聴取することは有用です。また、女性の片頭痛患者の多くに、月経と頭痛との関係が推定されます。睡眠は不足でも過多でも、片頭痛の誘因となりえますし、天候の変化でもたらされる片頭痛は、気圧の変化が関係していると考えられています。

頭痛の誘因となる食品

頭痛の誘因となる食品は数多くありますが、それらの食品中に含まれる物質が、血管作動作用をもたらすために起こります。 血管作動作用には、血管拡張作用と血管収縮作用があり、どちらも片頭痛発作の誘因となりえます。

血管拡張作用を有する食品・物質

· アルコール飲料、特に赤ワイン

· ベーコン、ソーセージ

· アスパルテーム(甘味料)

血管収縮作用を有する食品・物質

· チョコレート、ココア

· チーズ、柑橘果物

· スナック菓子、うまみ調味料など

· コーヒー、紅茶、緑茶など

アレルギーと頭痛発作

アレルギーとの関連は明らかではありませんが、気管支喘息や、シックハウス症候群に関連した、揮発性有機化合物の過敏症による片頭痛発作の報告があります。また、アレルギー性鼻炎の憎悪時に片頭痛が激しくなる場合もあります。

ホルモンと頭痛発作

月経前には女性ホルモン(エストロゲン)の血中濃度が下がってきます。このことが引き金となって片頭痛発作が起こると考えられています。月経のときに起こる片頭痛は、それ以外の時期に起こるものと比べて痛みが強く、持続時間も長いため、薬が効きにくい傾向にあります。

睡眠と天候

頭痛と天候・気候は密接な関係があり、明るさや自律神経機能とも関係が深いと考えられています。明るい、日差しの強い時期(春〜秋)には、片頭痛が多い傾向があるとの報告があります。特に前兆のある患者さんには、発作のない時期にも光過敏が認められ、サングラスを必要としたり、また、低気圧の気象後に頭痛発作が多い傾向も認められています。

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改善するには、

整体が対応出来るのは、(二次性頭痛は、必ず病院へ)

「一次性頭痛」他の疾患のない頭痛 機能性頭痛 

1 片頭痛

2 緊張型頭痛

3 群発性頭痛

4 器質的病変を伴わない頭痛  です。

 

ストレス、精神的緊張、疲れ、月経周期、天候の変化、温度差、気圧などは、

内臓の反射のテクニック、頭蓋骨のねじれの調整などで、随分対応出来ると思います。

 

例)内臓からの影響

 

盲腸、大腸の問題で、後頭部の下(首と頭のつなぎ目)の痛み

 

大腸の問題で、頭の横測部の痛み

 

子宮の問題で、頭のてっぺんあたりにズキズキした痛み

 

肝臓の問題で、おでこの中央の痛み

 

副腎の活動低下で、片頭痛、緊張型頭痛、群発性頭痛などが起こってきます

 

例)頭蓋骨からの影響

 

頭蓋骨は、15種22個の骨から構成されています。

呼吸をするたびに、吸うときに大きくなって、息を吐く時には小さくなっています。

この動きによって、脊髄液(頭蓋骨と脳の間の液と脊骨と神経の間の液)を循環させています。

この動きが、何らかの理由で動かなくなって脳と頭蓋骨の間の脊髄液が淀んで、脳を圧迫して

締め付けられるような頭痛が起こることがあります。

 

鼻の骨のねじれによって、涙腺が圧迫されてドライアイになりやすい。目の奥に痛み、酷い疲れ目など

あごの捻じれによる頭痛や、打撲や、事故による捻じれなど。

頭蓋骨のつなぎ目あたりに、痛みが出ます。原因の解らない頭痛など。